京都野鳥の会 探鳥会の記録 2023年
- 2023年1月28日(日)/平城宮跡探鳥会/
参加者数:30名/見聞鳥数:49種
- 奈良文化財研究所横駐車場でのミーティング後出発、近くの佐紀池では、10羽近くのミコアイサが近くの池から飛来してくれ、
他のカモ達とともに良く見ることが出来ました。
- その後道中でハイタカ、チョウゲンボウが上空を飛んでくれ、水上池では遠くのマガモや他のカモ達たち
の中に多くのトモエガモやオシドリを発見。
- その後仁徳天皇皇后陵から八上池を経て造酒司の井戸横で昼食をとり、大極殿前を横切り葦原へ着
くと期待のアリスイが前方の木の枝に止まっていて、皆ではっきりと見る事が出来ました。
- 又、その周辺の葦にはオオジュリンやモズが、足下の地
面にはバンやツグミ等の鳥も見ることができました。
- 当日は寒波により、朝は冷え込みましたが午前中は比較的風も穏やかで日差しもあり歩行中には少し汗ばむことも有りました、
午後から冷たい風が吹いてきましたが、多くの鳥たちとも出会えて満足のいく探鳥会でした。
- 担当 : 森(昭)、神谷 写真 : 杭田
- 2023年1月22日(日)/野洲川河口探鳥会/
参加者数:16名/見聞鳥数:47種
- 大寒を過ぎたばかりで、琵琶湖対岸の比良山系はしっかりと冠雪していた。
寒波を控えて寒さが小休止なのか穏やかな探鳥日和であった。
- 菜の花畑の人出が多いのみならず、釣り人も散歩者も多かった。湖上をボート
が走り回っていたせいか、湖面に鴨類が少なかった。
- 湖畔の灌木や薮で、ゴイサギの成鳥と幼鳥、ベニマシコ、ウグイス、ジョウビ
タキ、ツグミ、オオジュリン、アオジなど小鳥類を観察した。
- 湖畔の松が一部伐採されていたが、ビンズイが地上と樹上を飛び交ってた。
- 湖畔の探鳥に時間を使いすぎて、13時頃にやっと野洲川の河口に辿り着いた。
帰りのバス時刻を気にして残りの探鳥は駆け足気味となった。この後の河川での
見聞鳥はイソシギ、コガモ、イカルチドリ、ハシビロガモぐらいであった。
- 先を急いだせいだけでなく、河原の葭原が伐採されたり、護岸工事などで環境
が単調になったせいもあるのか。
- 耕耘中の田圃でケリやセキレイがトラクターの掘り起こした跡に集まっていた。
稲荷大橋を渡って野洲川歴史公園に到着、バスの時刻に何とか間に合った。
- 参加された皆さん、お疲れ様でした。急かせて申し訳ありませんでしたが、見
聞鳥の褒美に免じてご容赦ください。
- 担当 : 西迫、芝原 写真 : 杭田
- 2023年1月15日(日)/宇治・大吉山探鳥会/
参加者数:24名/見聞鳥数:41種
- 昨日の雨は上がり、雲は多いが寒さ緩んだ中での探鳥でした。
- 太閤堤跡までの右岸にあった樹木がすべて伐採されてしまっており、下見をした6日前とあまりにも違う変化に驚きました!
- 小石の中州でじっとしているイカルチドリを見つけて歓声が上がります。
- 浅瀬や流れの緩やかな岸辺にはコガモ、カルガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、オオバン、カワアイサなどが小さな集団で見られました。
(コウライアイサを見つけることは出来なくて残念!)
- 流れの速い場所ではキンクロハジロ、ホシハジロ、オオバンが下流から飛んで戻って来る様子を見ることが出来ました。
- 宇治神社の近くの高い木にはツグミが数多く見られ安心しました。
- 大吉山では今年も、カラ類の混群とクロジを楽しむことが出来ました。
- 担当 : 坪内、森(昭)、綾本 写真 : 杭田
- 2023年1月8日(日)/新春植物園・賀茂川探鳥会/
参加者数:54名/見聞鳥数:45種
- 穏やかな日差しに恵まれ、集合時間前から久方ぶりに出会えた鳥仲間に、各所であいさつが交される中、
入園して会長からの新年のあいさつで新春探鳥会が始まりました。
- 例年通り、園内を自由に歩き始めると、くすの木並木でシロハラの姿が見られ、アジサイ園ではアオジとミヤマホオジロをゆっくり観察できました。
- 植物生態園に入るとウグイスの地鳴きが聞こえ、エナガ、メジロ、ヤマガラ、シジュウカラの混群がやってきました。
ルリビタキの声や姿、トラツグミを見た人もいました。
- また、半木神社の鳥居付近で羽毛の散乱があり、羽の色合いからアオバトが何者かに襲われたものと推測できました。
- 賀茂川に出るとユリカモメにオナガガモ、ヒドリガモなどのカモ類のほか、堰でエサを採るイソシギ、
中州で石のように動かないイカルチドリ、川面を飛んで対岸に止まるカワセミなどに出会いました。
- 鳥合わせ直前に後方のグループが足を止めてハイタカをゆっくり観察していました。
- 見聞鳥種は例年並みの45種ですが、個体数は徐々に減少していように思われます。
- 担当 : 坂根、他全幹事 写真 : 杭田